源泉掛け流し

「掛け流し」とは、温泉の浴槽への給湯・排水方法の1つです。
源泉から自然に湧出、または機会的に汲み上げた温泉を浴槽に供給し、浴槽から溢れ出た湯を循環させず排出することです。
「循環風呂」と対になる言葉です。
「循環風呂」は、浴槽から溢れ出た湯をオーバーフロー槽(ピット)に貯めて循環させ、ろ過などをし、塩素系の薬剤を混ぜて再び浴槽に戻します。
「源泉掛け流し」こそ本物と云われているのは、薬剤を加えていない場合が多く、その温泉本来の泉質が味わえたり、湯の花が多く浮かんでいることもあるからです。
「掛け流し」と「循環風呂」の見分け方には明確な方法はありませんが、浴槽の水を直接排水溝に流していれば掛け流しの可能性があるといえるでしょう。